今話題を集めている写真編集ソフト、Luminar NEOのver1.0がリリースされましたので、実際に使用してみました!
Lightroom、Luminar4、Luminar AIを使用してきた筆者の経験から、実際の使い心地や性能をレビューしていきます。


Luminar NEOが正式に発売|Luminar NEO ver1.0がメインリリース
2022年2月17日にLuminar NEOのver1.0がメインリリースとなりました。
先行予約者の方は既に使えていましたが、新規購入者の方もダウンロードができるようになっているはずです。
先行予約者の方で早期アクセス版をダウンロードしているかたは起動時にアップデートが表示されるので、バージョンアップをすることで製品版にすることができます。
使い方・機能解説|実際にLuminar NEOを使ってRAW現像してみました

今回はRAWデータから現像をしていきます。
写真を追加する

まずLuminar NEOを開いたら、画面左側にある「写真を追加」を押すと、PC内のフォルダが開くので読み込みたい写真のデータを選択します。
読み込めると、写真がLuminar NEO内の画面に表示されるのでこれでOKです。
編集ツール

写真を追加したら、編集したい写真をクリックして選択状態にしてから画面上側に「編集」タブがあるのでそちらをクリックすると、右側に編集ツールの画面が出てきます。

「ツール」機能の中では上の画像のような機能を使うことができます。
基本的なRAW現像の機能から、AIによる補正機能、特殊な効果を加えるクリエイティブな機能まで幅広く揃っています。
適用したツールは、編集タブ側に一覧で表示されるように

ツールの操作を行うと、写真に即座に効果が反映されます。
調整が終わって、各ツールのタブを閉じると操作したスライダーの数値が初期化されていて「あれ?」と思うかもしれません。(特にLuminar AIユーザー)
ところが画面右側の編集タブに切り替えると、実際に適用した編集ツールが一覧で表示されています。つまり、写真に適用したツールは全て編集タブ側に移動してくるようになっています。
ここがLuminar AIと大きく異なる仕様です。
実際に適用したツールを微調整、削除したい場合などはこちらの編集タブの一覧を操作することで調整することができます。
プリセット機能があるもLuminar AIとは仕様が異なる

プリセットタブを開くと、Luminar AIと同様に写真に合わせたプリセットが表示されているので、こちらからプリセットを当てることも可能です。
ただし、Luminar AIのプリセットと異なるのは、Luminar AIではプリセットを当てるとそれぞれのツールの数値が変わって後から調整ができるのですが、Luminar NEOの場合はプリセット自体が1つの塊になっていてそれ自体の強弱を決めるようになっています。
なので、LuminarNEOでもプリセットを使うことができるのですが、自分好みのプリセットを作って素早く編集をしたいという場合はLuminar AIの方が向いているかもしれません。
書き出しはPCだけでなくスマホアプリにも

編集がひととおり終わったら最後に書き出していきます。
右上にある矢印マークを押すと「Disk」とあるのでこちらを押すとPC内に書き出しをすることができます。
その下にある「接続」を押すとQRが表示されるので、それをスマホアプリの「Luminar Share」のアプリ内のカメラで読み込むと接続され、写真がスマホ側に送ることができます。
現像後のBeforeAfter
実際にLuminar NEOのver1.0を使用してレタッチをしてみました。
新しい機能であるリライトAIなども使ってみましたが、かなり手軽に難しいレタッチができるなと感じました。
ソフトの挙動もなかなかスムーズに動くのであまりストレスは感じずにレタッチをすることができました。
新機能のレイヤーを使ってボケやフレアを簡単に入れられる
Luminar NEOでは新たなレイヤー機能も搭載されました。レイヤー機能は早期アクセス版では使用できず製品版になってから使えるようになったので早速使ってみます。

画面左側のプラスボタンを押すことでレイヤー画像を追加する画面が開きます。
こちらでは最初からフレアやボケなどが入っていますので、これらを選択することで簡単にフレアやボケを写真に追加することができます。
Luminar NEOには最初から50種類のレイヤー画像が入っていました。
エフェクトのレイヤー画像はLuminar公式サイトで有料で追加購入できますし、自分で持っているボケのエフェクトの画像素材があれば自由に追加して使用することもできます。素材はフリー画像サイトでも探すことができるのでぜひ探してみてください。

試しにボケのレイヤーを選んで追加してみました。そうすると、左側のレイヤーの一覧が表示されます。1つだけでなく複数のレイヤーを追加することが可能です。
画面右側でレイヤーの設定をすることができます。
画像の透明度や重ね方(初期状態ではスクリーン)、画像の反転などができます。
レイヤーの画像の位置は自由に調整することができるので、画像に合わせてずらすことが可能です。
これ1つでかなり印象が変わりますね!Photoshopなどを使うよりはるかに簡単にボケのエフェクトを入れることができます。
まだバグがあるかも?
基本的にはスムーズに操作できるのですが、たまに操作が重かったり、写真のプレビューがおかしくなったりすることがありました。
早期アクセス版では結構挙動が不安定だったのが製品版ではかなり良くなっていましたが、まだ不安定なところはありそう。
写真のExifが消失する問題については、2月17日のアップデートで解消されているようです。
現在、スカイラム社の開発チームが全力でバグ修正をしているようなので、もう少し安定してから使ってみる方がいいかもしれませんね。
- [カタログ]タブから同期調整(コピー/貼り付け)が利用可能に
- 画像3D変換(RAW現像でも対応)
- レイヤーにアルファチャネル付きのPNG対応
- エフェクトを適用しながらドラッグスライダーのFPS(スムーズさ)を上げる
- 「写真の追加」からWindows用のフォルダとファイルを追加することが可能
- より多くのホットキーの利用が可能に
まとめ:Luminar NEO使用レビュー・使い方
今回はついに発売されたLuminar NEOver1.0の使用レビューと使い方の解説でした。
まだ発売されたばかりで使い込んでいませんが、先代のLuminar AIよりも進化していることが感じられます!
まだまだすべての機能が使えるようになったわけではないので、今後のアップデートで機能が解放されていきますので、楽しみにしましょう!
以上、おわりっ

コメント
コメント一覧 (2件)
Luminar Neoを使ってみて、編集結果を他の写真に適用しようと思ったら、調整のコピー&ペーストができなくて、行き詰まってしまい、検索していたら、このブログを発見しました。
Luminar AIまではできたことができなくて戸惑っています
プリセットとして保存ができるならそれでも良いのですが、その方法も発見できません。
なにかご存じでしたら、ご教授ください。
コメントありがとうございます。
確認してみましたが、確かに編集設定のコピーができないようですね・・・
まだまだ機能が未開放の状態なので今後Luminar NEOにプリセット保存機能が搭載されるかは不明ですが、
Luminar AIは編集速度に特化していると公式が説明しているので、
その辺がAIとNEOの棲み分けとして考えられているかもしれません。
お力になれず申し訳ございません。