こんにちは、もちづきです。
私は大学時代を東京で過ごしていましたが、地元の群馬にUターン就職しました。
今、テレワークをしている企業が増えたことによって、対面での会議などの必要性が疑問視されてきています。
Twitterでは次のようなニュースが話題になっています。
東京圏の半数が地方暮らしに関心 - 在住の1万人、ネット調査https://t.co/4CyZCeNMnc
— 共同通信公式 (@kyodo_official) May 16, 2020
政府が東京近辺に在住の1万人にアンケート調査したところ、約半数近く(49.8%)が地方暮らしが気になっているとのことでした。
特に若者層の方が関心が高いというデータが出ているそうです。
これからは地方暮らしがブームになりそうな予感がします。
そこで今回は、東京で学生時代を過ごして、現在群馬で暮らす私が、地方で暮らす理由をお話していきます。
地方暮らしにちょっとでも興味関心のある方におすすめの記事です!
私がUターン就職して地方暮らしを選んだ理由
大学時代を東京で過ごしていました。周りは、都内にある会社で就職する人がたくさんいました。
そんな中でも、私があえて群馬にUターン就職を選んだのは次のような理由からでした。
- 満員電車が嫌過ぎた
- 広くてきれいな家に安く住みたい
- 人混みが嫌い
- そんなに都会に住むメリットを享受していなかった
それでは、それぞれの理由について詳しく話をしていきます!
理由1 満員電車が嫌過ぎた
実際これが一番大きな理由です。
朝早い電車や、帰りの帰宅ラッシュの時間に乗る電車はどこも満員で、ぎゅうぎゅうに押しつぶされながら乗らなければいけません。
人が多すぎて宙に浮くくらい圧迫されながら乗ることも珍しくはありません。
満員電車はマジで無理でした・・・
大学時代は、1限の時くらいにしか朝の通勤ラッシュ時の電車に乗ることはありませんでしたが、社会人になったらこれが毎日続くということを想像しただけでも寒気がしました。
この満員電車での通勤のストレスを感じたくないということが自分の中でとても大きい理由です。
理由2 広くてきれいな家に安く住みたい
東京は何といっても家賃がべらぼうに高いです。
実際に私が東京でアパートを探すときは、築浅と設備を重視して、部屋の広さを犠牲にして部屋探しをしましたが、狭い部屋でも家賃は月々7~8万円くらいしていました。
古いアパートでユニットバスでも気にしないという人には、大したことない問題でしょうが、家で過ごす時間を重視していたインドア派な私にとっては住む部屋は大問題でした。
バストイレ別で、ガスコンロ2つ、洗面台、玄関モニターが欲しい・・・(家にはこだわりたい派)
理由3 人混みが嫌い
地方出身者にはあるあるだと思いますが、人混みが苦手です。
ほどほどの人混みであれば全然問題ないのですが、東京は人があまりにも多すぎて歩くこともままならず、外を歩くだけでも気疲れしてしまいます。
長く住んでいれば慣れてきますが、やっぱり人の多さというのはストレスの原因です。
理由4 そんなに都会に住むメリットを享受していなかった
皆さんは、都会に住むことにどんなメリットを感じますか?大きく分ければ次のようなものが挙げられると思います。
- 人間関係のわずわしさが少ない
- 魅力的なイベントが多い
- 選択肢が多い(お店や仕事や趣味など)
- 公共交通機関は発達している
- 最先端なものが集まる
確かにこういったメリットは非常に大きいと思います。ただ、当時インドア派だった自分はその恩恵を感じていませんでした。
買い物は探す時間がもったいないので、ネット通販で頼んじゃいますし、東京で開かれるイベントにも頻繁に参加するわけではありませんでした。
当時はありませんでしたが、ウーバーイーツも別に使いたいと思いません。(今はウーバーイーツが群馬でも使えるようになりました)
あれ・・・?これって群馬で暮らしててもあんまり変わらないんじゃ?
ということにふと気付いてしまいました。
むしろ、東京では高い家賃、どこに行っても人が多い、といったデメリットの方が自分にとって大きいことでした。
ネット環境や運送業が発達した現代の世の中では、東京にいなくてもQOL(生活の質)を充実させることができるんです。
地方(群馬)で暮らすメリット
では、群馬で暮らしていて実際に感じている地方暮らしのメリットをご紹介します。
- 車通勤ができるので、通勤ラッシュのストレスがない
- 家賃が安い
- 地方都市のちょうどよさ
- 自然・アウトドアが豊富
- 温かい人が多い、怪しい人が少ない
- 都内に気軽にアクセスできる
- 子育てがしやすい
細々としたものを挙げればキリがないので主なものが上のようになります。では、各メリットについて説明していきます。
メリット1 車通勤ができるので、通勤ラッシュのストレスがない
これは地方全般がそうなんですが、群馬県は特に車社会です。
車なしでは生活することが難しいくらい生活必需品となっています。
私も就職した時から車通勤をしていましたが、最初はペーパードライバーだったのですが、今ではちょっとそこのコンビニに行くのにも車を使ってしまいます。
車通勤の何がいいっていうと、1人きりの空間で移動ができるってことなんです!
一方、電車では、汗臭いおじさんなどと密着したまま乗っていて、会社につく頃にはへとへとになっているなんてことが日常でしょう。
それが一切なく、自分だけの空間で好きな音楽を聴きながら通勤できるだけでも相当なメリットだと思います!!
こんなストレスフリーな環境だけでも地方で働く価値があります!
毎朝、会社へ向かう電車に乗る足が重い、という方はぜひ車通勤ができる地方の企業に転職を検討してみるといいかもしれません。
メリット2 家賃相場が安い
結婚してからアパートを借りたのですが、非常に満足しています。
実際に住んでいたアパートの条件は次のような感じです。
駅近、築3年未満の築浅、2LDK、バストイレ別、システムキッチン、駐車場2台付き(無料)
県庁所在地の前橋市では、この条件で家賃6万円ちょっとで借りることができます。
東京ではとてもこの条件では借りることはできません。衣食住の「住」の部分には妥協したくない私には最高でした!
また、駅から遠くなるとさらに家賃相場は安くなります。
でも群馬って電車を使う人って少数派で、ほとんどが車通勤なので、駅から遠いことがそんなにデメリットにならないんですよね!
東京では考えられないほどの値段でいい物件がゴロゴロあります!
家賃の安さに興味を持った人は、ぜひ賃貸検索アプリで調べてみるといいかもしれません!
SUUMO、HOMES、athome、アパマンショップ等大手賃貸サイトを横断的に検索できるアプリが便利です!
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ちなみに現在は、マイホームを建てて家族3人で暮らしています。群馬では多くの人が一戸建てのマイホームを建てています。群馬では車社会のため、駅近を気にせず土地を選べるので、土地代も安くおさえることができます。
メリット3 地方都市のちょうどよさ
地方暮らしというと、皆さんどんな場所をイメージしますか?
田園風景が広がる田舎暮らしを思い浮かべる方ももしかしたらいるかもしれませんが、そういった場所にいきなり移住するのは覚悟がいります。
もちろんそういった田舎暮らしにあこがれる方もいると思いますが、現実的に考えるとするならば、地方都市と呼ばれる地域が妥当だと思います。
群馬県で地方都市というならば、前橋市や高崎市などがまず候補にあがります。この2つの都市は人口30万人を超える中核市になっているので、政令指定都市の次に発展している都市といえます。
こういった中核市は、人もそこそこ居て、商業施設も発展しているので生活する分には何も不自由することはないでしょう。
グンマーの首都、前橋市の夜景はこんな感じです。地方都市も捨てたもんじゃないよね。
メリット4 自然・アウトドアが豊富
これが一番のメリットだと感じる人もいるんじゃないかと思いますが、緑の多い自然、自然を活かしたアウトドアが豊富です。
春から秋は登山やキャンプ、冬になったらスキーやスノボなどを楽しむ方が非常に多いです。
実際、私自身もインドア派な人間だったんですが、気付いたら登山をしてました・・・(笑)
市街地からでも車で1時間かければ大抵のアウトドア施設に行くことができるので、趣味を探している人にはおすすめです!
メリット5 温かい人が多い、怪しい人が少ない
これは個人的に強く感じたことなのですが、良い人が多い!
以前仕事でキャベツの生産地で有名な嬬恋村に出張に行った際、通りすがりの農家さんからキャベツをたくさん分けてもらいました(笑)
その他にも優しい人が多いな~という経験が多数あります。
また、都内に比べると街中を歩いていても怪しいキャッチとかはいないので、安心できます。
メリット6 都内に気軽にアクセスできる
群馬のいいところは、東京へのアクセスが良いというところです。
高崎駅から東京駅まで新幹線で約1時間で行くことができるんです!
その他にも群馬から東京へのアクセス方法は次のようなものがあります。
- 新幹線
所要時間:約1時間(高崎-東京) - JR特急列車(あかぎ・スワローあかぎ・草津)
所要時間:約1時間半(高崎-上野) - JR在来線(湘南新宿ライン・上野東京ライン)
所要時間:約1時間50分(高崎-新宿) - 高速バス
所要時間:約2時間(高崎-新宿バスタ)
こういった乗り換えなしの1本で行けるアクセスが整備されているので、「いきなり遠い地方に行くのは不安だなぁ」という方にも安心です。
メリット7 子育てがしやすい
子供が生まれてから感じることですが、落ち着いて子育てできる環境が揃っています!
- 中学生まで医療費が無料(所得制限なし)
- 待機児童が少ない
- 子育て家庭に対する割引制度が充実
- 公園や子供向けの無料施設が多い
以上のようなことが実際に子供が生まれてから強く感じています!
詳しい内容は別の記事で書いたので、そちらをご覧ください。
地方(群馬)で暮らすデメリット
もちろん、地方暮らしはいいことばかりではありません。
デメリットももちろんありますので、それを理解した上で考えていく必要があります。
私が感じた主なデメリットは次のとおりです。
- 公共交通機関が不便
- 車の維持費がかかる
- 仕事の選択肢が少ない
- イベントなどが少ない
デメリット1 公共交通機関が不便
群馬県は車社会ということもあり、バスや電車などが不十分なのが現状です。
都内では電車を逃しても次発が5分後には来ますが、地方の電車は30分に1本くらいのペースになっています。
デメリット2 車の維持費がかかる
車は生活必需品ですので、1人1台持つのが当たり前です。
当然、そうすると購入時の費用と維持費がかかってきます。主な費用は次のとおりです。
- 車購入費用
安いものだと50万円から高いものだと300万円以上 - ガソリン代
走行距離にもよりますが、月5,000から1万円くらいが平均です。 - 車検代・修理費用
定期的に車検を通す必要があります。その際にパーツ交換などの費用も同時に発生してきます。 - 保険代
全員加入しなければならない「自賠責保険」、それぞれの裁量で加入する「任意保険」があります。 - 自動車税(軽自動車税)
毎年5月に課税されます。税額は排気量によって変わります。普通車ですと、およそ29,500円から45,000くらいが毎年かかります。
こう考えると、結構な費用がかかっていることが分かります。
家賃や物価が安い分、こういったところで費用がかかるのでご注意ください。
デメリット3 仕事の選択肢が少ない
やはり、東京に比べると選べる仕事の種類は少ないです。なので、仕事については事前によく考えておくことが必要です。
群馬県では、「医療・福祉」「卸売・小売業」「製造業」「建設業」の求人が多いです。なので、これ以外の業界の求人はあまり出てこないのが現状です。
工場などが多いため、営業職よりも技術職の方が就職先の選択肢は増えます。
フリーランスやリモートワーク主体の会社であれば、都内で培った経験をそのまま活かすことができるので、群馬に住んでいても自宅で働くことができますね。
また、群馬県に住みながら、都内で働くということも不可能ではありません。なぜなら、高崎駅から新幹線で1時間で東京駅に行くことができるので、都内に通勤している人も珍しくはありません。
デメリット4 イベントなどが少ない
ライブやコンサートなどのイベントが好きな方にとっては、県内で開催されるイベントの規模も小さいものが多いので物足りないかもしれません。
ただ、メリットで書いたように都内へのアクセスが良く、気軽に都内に行くことができるので、これはたいしたデメリットにはならないです。
群馬に移住する際の支援制度、補助金など
群馬県に移住するにも引っ越し費用など結構なお金がかかります。それに移住する上での不安もあると思います。
そんな方には、群馬県が公式に運営している移住を考えている人向けのホームページをご覧ください。
移住した方への補助金の制度なども掲載されています。
群馬への移住を考える人のためのライフスタイルWEBマガジン『ぐんまな日々』
地方移住のまとめ
地方移住をする上で、群馬について振り返って考えてみましたが、こんな感じでしょうか!
地方暮らしが合うかどうかは人によって大きく分かれるところです。地方移住に興味がある方は、事前によく下調べをした上で考えてみてください!
最後にまとめです。
- 地方(群馬)で暮らすメリット
-
- 車通勤ができるので、通勤ラッシュのストレスがない
- 家賃が安い
- 地方都市のちょうどよさ
- 自然・アウトドアが豊富
- 温かい人が多い、怪しい人が少ない
- 都内に気軽にアクセスできる
- 子育てがしやすい
- 地方(群馬)で暮らすデメリット
-
- 公共交通機関が不便
- 車の維持費がかかる
- 仕事の選択肢が少ない
- イベントなどが少ない
以上、おわり(✖╹◡╹✖)◞
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