【悩む】スチル(写真)撮影メインのα7Ⅲユーザーはα7Ⅳに買い替えるべき?進化した機能を調べて検討してみる

α7Ⅳと‪α‬7Ⅲ比較
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あのフルサイズミラーレス界に激震を起こしたSONYフルサイズミラーレスα7Ⅲ。
その後継モデルであるα7Ⅳ。

海外で先行発表されたものの、国内での発売は未定となっていたα7Ⅳがいよいよ国内販売されました。

しかし、長年α7Ⅲを使ってきた私としては非常に悩むところです。
もちろん懐事情に問題がなければ、悩むことなく買うのですがフルサイズミラーレスの価格はなかなか出せる金額ではありません。

買い替える価値があるのかどうか、そのためには‪α‬7Ⅲとα7Ⅳの機能を比較してみてコストパフォーマンスを検証していく必要があります。

特に今回のα7ⅣはYouTuberや映像制作をしている人から評価されていて動画機能の向上が話題になっています。

もちづき

スチル撮影メインでα7Ⅲを使ってるけど、買い換えた方がいいかな・・・?

ただ、私自身はスチル(写真)撮影メインなので、動画機能はさほど重要ではありません。

なので、あえてスチル機能に関してα‬7Ⅲから進化したところを調べてみたのでまとめてみました。

この記事はこんな人におすすめ!
  • ‪α‬7Ⅲを使ってるけど、α7Ⅳを買おうか悩んでいる人
  • スチル撮影機としてのα7Ⅳが気になる人
  • ‪α‬7Ⅲとα7Ⅳの違いが知りたい人
目次(クリックorタップで飛べます)

α7Ⅳってどんなカメラ?

ILCE-7M4

α7Ⅳは12月17日発売されたのSONYの新しいフルサイズミラーレスカメラです。
すでに12月7日から予約が始まっていますが、ソニーストアでは激しい争奪戦が行われ初回販売分は完売したそうです。

α7シリーズは高画素機のα7Rモデルや高感度機のα7S、コンパクト機のα7Cなど各機能に特化したモデルがラインナップされています。

今回新たに発売するα7Ⅳは無印のα7シリーズということで、写真も動画もバランスよく作られているベーシックモデルになります。

‪α‬7Ⅲと比較したα7Ⅳの機能

もちづき

いったい最新機種では何がどう変わっているのか!?

左が最新機種のα7Ⅳ、右が旧機種の‪α‬7Ⅲです。

主にスチル(写真)撮影に関する機能をまとめて比較してみました。

機種ILCE-7M3
‪α‬7Ⅳ
ILCE-7M4
‪α‬7Ⅲ
価格330,000円252,868円
発売日2021年12月2018年3月
画素数3300万画素2420万画素
画像処理エンジンBIONZ XRBIONZ X
リアルタイムトラッキング×
瞳AF人・動物・
※動画も対応
人・動物
※動画非対応
液晶機構バリアングル液晶チルト液晶
液晶解像度103万ドット93万ドット
ファインダー解像度368万ドット236万ドット
電電OFF時シャッター×
ISO感度100-51200100-51200
本体重量573g565g

大きく進化している部分は赤字にしています。

【写真】スチル機として見るα7Ⅳの魅力的な機能について

上記の比較したように、さまざまな面で進化をしたα7Ⅳですが、重要なのは実際にどれだけ自分にとって価値がある機能かってことですよね。

いくらすごい機能が搭載されたといっても、ほとんど使わないのでは無駄に価格が上がるだけでコストパフォーマンスが悪いです。

そこで、スチル撮影メインで使っている私の目線で考えたα7Ⅳの魅力的な機能をピックアップして説明していきます!

新型の3300万画素センサーと画像処理エンジン搭載

α7Ⅳ

両機種ともに裏面照射型センサーという種類のセンサーを搭載していますが、画素数が2420万画素から3300万画素に上がっている点はもちろんですが、α7Ⅳのセンサーは‪α‬7Ⅲよりも新型のセンサーになっています。

さらには画像処理エンジンが‪α‬7Ⅲやさらに価格の高いα7RⅣよりも高性能になっているので、3300万画素でもデータ処理が高速で行うことが期待できます。

  • α‬7Ⅲ(旧機種):2420万画素 BIONZ X
  • α7Ⅳ(新機種):3300万画素 BIONZ XR

風景写真を撮っている私からすると、2420万画素って少し物足りなく感じることもあるんですよね。
ただ、α7Rシリーズのような高画素機はデータサイズも倍以上になるので保存場所や編集の処理速度に影響が出ます。

なので、今回の3300万画素って個人的にはかなりちょうどいい画素数です!

手ブレ補正が0.5段分向上

手ぶれ補正

‪α‬7Ⅲでは5段分の手ぶれ補正だったのが、α7Ⅳでは5.5段分になっており、0.5段分手ぶれ補正性能が上がっています。

0.5段分でどれだけ変化があるか実感できるかはまだわかりませんが、上位機種に使われてる手ぶれ補正ユニットを使っているので‪α‬7Ⅲよりも進化していることは間違いありません!

チルト液晶からバリアングル液晶に

α7Ⅳバリアングル液晶

α7Ⅳではバリアングル液晶が採用になりました!これが何より嬉しい!

‪α‬7Cでもバリアングルが使われていたので、‪α‬7Ⅲの後継機に搭載されたらいいな〜と思っていたのでまさに望み通りの進化でした。

ただ、これは人によってはチルトの方が壊れにくく撮影しやすいと考える人もいるかもしれません。

ですが、動画を撮るときや自撮り撮影をするときはバリアングルの方がいいので、メリットは大きいです。
私のように縦のローアングル撮影をするカメラマンにとっては欠かせないものとなっています。
なので、バリアングルが採用されただけで買いたくなってきてしまうところです。

ちなみに、液晶の解像度も92万ドットから103万ドットに向上しています。

もちづき

Instagramなどは縦構図の写真を投稿したいので、縦構図が撮りやすくなるバリアングル搭載は激アツ!!!

AF性能が向上、鳥瞳AFも搭載

AF性能

α7ⅣではAFの性能が向上しています。

‪AFのピントを合わせてくれる場所の数を表す測距点数が、α‬7Ⅲでは693点だったのが、α7Ⅳでは759点まで増えています。
これにより、さらなるAFの精度向上が期待できます!

鳥瞳AF

そしてSONYが先駆けて導入して話題となった瞳AFですが、瞳検出対象がα7Ⅲでは「人・動物」であったのが、α7Ⅳでは鳥が追加されて「人・動物・鳥」になっています。

しかも、動画のアクティブトラッキングにも対応しているので、動画でも鳥の瞳AFを使うことが可能です。

メニュー画面の刷新

α7Ⅳ

‪α‬7Ⅲの欠点でよく上げられるのが、メニュー画面の使いづらさです。

それが今回、‪α‬7SⅢに採用されたメニュー構成がα7Ⅳにも搭載されました!
タッチ操作も可能になったので、今までより遥かに使いやすくなっていると思います。

電源OFF時にシャッター幕が自動で閉じる

α7Ⅳ

カメラの電源がOFFになった時にシャッター幕が自動で閉じるようになりました。

これの何がいいかっていうと、落ち着いてレンズ交換作業ができるということです!

レンズ交換するときは、カメラボディのセンサーにゴミが入らないようにしないといけないので、そのリスクを減らすことができるのは地味に嬉しい進化ポイントです。

ファインダー(EVF)の解像度が1.5倍に

ファインダー

液晶モニタの解像度は上がりましたが、ファインダー(EVF)の解像度はかなり向上しました!

236万ドット(‪α‬7Ⅲ)から368万ドットと、1.5倍に上がりました!
私はあまり気にしていませんでしたが、‪α‬7Ⅲのファインダーの解像度に不満を持っている人もいたので、この改善はかなり嬉しいです。

‪はたしてα‬7Ⅲからα7Ⅳに買い替えるほどの価値がある?

ここまでスチル性能の面で進化したα7Ⅳについて書いてきました。

動画性能の方が大幅に向上しているみたいですが、たまにしか動画を撮らない私にとってはあまり関係ないことなので、今回はあえてスチル性能に関することのみ列挙しました。

スチルメインの場合でもα7Ⅳに買い替える価値はあるのでしょうか

もちづき

情報を整理して考えていきましょう

α7Ⅲからα7Ⅳに買い替えるコストは?

まずは、‪α‬7Ⅲからα7Ⅳに買い替える場合にかかるコストをざっと計算してみます。

‪α‬7Ⅲを中古で売る場合、メリカリで見るとボディ単体で約15万円ほどで売れていました。
α7Ⅳが発売されてから買取価格は落ちていくと思いますが、メルカリの手数料分を抜いてだいたい13万円ほどで売れると仮定します。

α7Ⅳを新品で買う場合、ソニーストアでは割引クーポンなどを使うことにより約28万円ほどで購入することが可能です。新品を買うならワイド保証がつけられるソニーストアで買うしかないです!

28万円 ー 13万円 = 15万円

つまり、約15万円の差額でα7Ⅳに買い替えることができると思います。
(あくまで最適な条件を満たせた場合ですが・・・)

差額のコストに見合う機能か

‪α‬7Ⅲからα7Ⅳに買い替えるコストは約15万円とわかりました。
15万円といえば、‪α‬7Ⅲが中古で買えたり、FE24-105mmF4のレンズが買えてしまう値段です。

では、その15万円を払うだけの価値があるほど機能が進化しているのでしょうか。

上記で説明した機能をまとめます。

‪α‬7Ⅲからα7Ⅳで進化した機能
  • 3300万画素センサーと画像処理エンジン
  • 手ぶれ補正0.5段分
  • チルト液晶からバリアングル液晶に
  • AF性能の向上、鳥瞳AF
  • メニュー画面の刷新
  • 電源OFF時のシャッター幕が閉じる
  • ファインダーの解像度1.5倍

この中で特に個人的に重要なのは、3300万画素とバリアングル液晶です。
‪2420万画素には少し物足りなさを感じていましが、α7Rシリーズは高画素すぎてデータ容量が増えすぎて管理が大変になってしまうので、3300万画素くらいの画素数を求めていました。上記でも述べましたが、本当にちょうどいいんですよね、3300万画素って。SONYのαシリーズには3300万画素って今までなかったんです。

バリアングル液晶も縦構図のローアングルで風景写真を撮るのにかなり苦労していたので、この変化が1番ありがたみを実感できると思います。このSNS時代、縦構図の写真は欠かせないものになっています。縦構図が撮りやすくなるバリアングルは必須レベルです。

次点でファインダーの解像度向上やメニュー画面の刷新などは地味に欲しい機能です。
特に困っていませんでしたが、これが改善されるとかなり便利になってきます。

後の機能は、そこまで効果が実感できるかはまだわかりませんが、あって困るものではありません。

結論:‪α‬7Ⅲからα7Ⅳに乗り換えるだけの価値がある!

結論としては‪α‬7Ⅲからα7Ⅳに乗り換えるだけの価値があると感じました!

3300万画素という唯一の画素数とバリアングル液晶の組み合わせは他にはないというのが決め手です。

正直いって‪α‬7Ⅲでもほとんど不満はありません。下記の記事でも書いているようにずっと愛用し続けている素晴らしいカメラです。

ところが、α7Ⅳではその不満がすべて解消されているというのが大きな意味を持ちます。

攻守ともにバランスの取れていた‪α‬7Ⅲの欠点を潰して完全無欠になったというのが個人的な印象です。
正直いって、これからカメラを初めて買うということだったらα7Ⅳで間違い無いと思います。

なので、15万円を払ってグレードアップすることができるのであれば、買い替えて損はないと思います。発売して初期の頃に買った人は、ソニーストアのワイド保証も切れる人が多いと思うので、ちょうどいい買い替えタイミングかもしれません。

もちづき

ただ、私は懐事情だったり売りに出したり手間があるので、すぐには買い替えられませんが・・・

というわけで今回は、動画機能が話題になっているα7Ⅳをあえてスチルメインの視点で考えてみました。


追記

家族が購入したので、実際に触った感想を記事にしました!
結論から言えば、思っていた以上にいいカメラでした!早く自分用に買いたい泣

ここまでご覧いただきありがとうございました。
以上、おわりっ(✖╹◡╹✖)◞


α7Ⅳと‪α‬7Ⅲ比較

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